この「ラジオドラマ/お酒で幸せになろう」では、ChatGTP「Powered by GPT-4」のGPT-4を搭載したBingのAIチャット機能を用いて、ラジオドラマの掛け合い原稿を作成しています。そしてそこで生成された原稿内容を編集したのちに、それを「VOICEPEAK」という最新のAI音声合成技術を搭載し手軽に読み上げさせることが可能な入力文字読み上げソフトで音声化し、YouTubeに上げるべく簡易的な動画に仕上げています。
【AIを選ぼう】
今回、5分くらいのラジオドラマにしたいと考えました。だいたい1分で300文字〜350文字くらいなので、5分というと1500文字〜1700文字くらい必要という事になります。
まず、このくらいの文字量が必要だぞということを知った上で、AIに台本を作ってもらいます。
AIといえば、ChatGTPが有名ですよね。OpenAIのChatGTPですが、現在バージョンが3、3.5、4などがあります。OpenAIのホームページで公開されているものはバージョン3となります。これでも台本作成に使うことは出来るのですが、リアルタイム情報や商品・人物など固有の情報には弱い部分があります。弱いとどうなるかというと、「わかりません」と答えるのではなく、「ウソ」をつきます。正しい情報の中に、巧みに平然と嘘を紛れ込ませてきます。
このChatGTP4.0を無料で使うには、ChatGPTを提供しているOpenAI社とパートナー関係にあるマイクロソフトのBingのChatを使うといいでしょう。
Bingはマイクロソフトが提供する検索エンジン。このBingに新しく搭載された「AIとのチャット機能」がBing AIです。Bing AIにはChatGPTと同じGPT-4という大規模言語モデル(LLM)が使われています。GPT-4は大量のテキストデータに加えて、画像や音楽や動画など様々な種類のデータを学習済み。これによって人間と同じ言語を使った会話や文章の編集、データ分析や推論、プログラム生成に加えて、画像や動画や音楽の生成も可能だと言われています。AIと会話ができるだけでなく、ウェブ上にある最新情報を人間の代わりにAIが検索しながら質問に答えてくれるのがBing AIならではの特徴です。マイクロソフトはこの技術を「Microsoft Prometheus(マイクロソフトプロメテウス)モデル」と呼んでいます。
利用にはMicrosoftアカウントでのログインが必要です。ChatGPTと違うのは、回答の情報のソースとなるリンクが含まれていること。Bing AIはウェブの最新の情報を収集して答えてくれます。リンクに飛ぶと、その情報の出典元のウェブサイトにアクセスすることができます。
また、Bingのチャットには「創造的」「バランス」「厳格」という3つのモードがあります。回答の雰囲気が異なってきます。「創造的」は関連しそうな情報を気を利かせて補足してくれているのに対して、「厳密」は聞いた情報だけをコンパクトに答えてくれる感じ。「バランス」はその中間ですね。今回は店主とお客さんとの会話調という設定にしたいので、「創造的」なモードで作ると良さそうです。